こんにちは、介護のかえるです。
今回はつみたてNISAに関する話題です。
つみたてNISAと言えば全世界株、もしくは、SP500インデックスというのが一般的ですが、それとは違う5分の1投資法を始めます。
5分の1投資法を始めます。
1.全世界株(オールカントリーインデックス)は本当に分散が効いているのか
全世界株式市場を代表する指数である「オールカントリーインデックス」には、世界中の株式市場に上場する数千の企業が含まれています。
そのため、投資家は一つのインデックスファンドを購入することで、世界中の企業に分散投資することができます。
オールカントリーインデックスは、先進国だけでなく、新興国や発展途上国の企業も含まれています。
これにより、投資家は様々な業種や地域の企業に投資することができます。
例えば、米国の企業にはテクノロジーや消費財などの多様な業種がありますが、他の地域の企業にはエネルギーや金属、農業などの業種があります。
したがって、オールカントリーインデックスには様々な業種の企業が含まれており、投資家は分散投資をすることができます。
しかし、近年、米国株式市場が急激に上昇しており、オールカントリーインデックスにおいても米国株式市場が過剰にウエイトされるようになっています。
このため、オールカントリーインデックスが十分な分散投資を提供しているかどうかについては議論があるようです。
実際に、オールカントリーインデックスの上位株式のうち、最もウエイトが大きいのは米国の企業です。
また、米国の企業の市場価値が世界全体の市場価値の半分以上を占めています。これにより、オールカントリーインデックスに投資した場合、実際には米国株式市場の影響を大きく受けることになります。
投資家は、オールカントリーインデックスに投資することで、世界中の企業に投資することができますが、現在のオールカントリーインデックスには米国株式市場に過剰なウエイトがかかっていることを認識する必要があります。
2.アメリカに投資を偏らせることにリスク
アメリカは世界最大の経済大国であり、多くの投資家が米国株や米国債などに資金を振り向けています。しかし、アメリカに投資を偏らせることには、以下のようなリスクがあります。
為替リスク
アメリカに投資する場合、日本円から米ドルに両替する必要があります。その際、為替レートの変動によって、利益や損失が発生します。
たとえば、円安になれば米ドル建ての資産の価値は上昇しますが、円高になれば逆に下落します。また、為替の変動は予測が難しく、政治や経済の情勢によって大きく影響を受けます。
相場リスク
アメリカの株式市場や債券市場は、世界の他の市場と比べても非常に大きく、流動性が高いです。
しかし、それゆえに、市場の動向や投資家の心理によって、価格が急激に変動することもあります。
たとえば、新型コロナウイルスの感染拡大やワクチン接種の遅れなどで、市場の不安が高まれば、株価や債券価格は大きく下落する可能性があります。
分散投資の欠如
アメリカに投資を偏らせることは、分散投資の原則に反することです。分散投資とは、資産を複数の国や地域、業種や商品などに分散させることで、リスクを低減することです。
アメリカだけでなく、他の国や地域にも投資することで、一部の市場が不調でも全体的なパフォーマンスを維持することができます。
以上のように、アメリカに投資を偏らせることには様々なリスクがあります。アメリカは魅力的な投資先ではありますが、それだけに頼るのではなく、バランスよく分散投資を行うことが重要です。
3.eMaxis Slim4資産均等に5分の4、eMaxis Slim新興国に5分の1投資する
eMaxis Slim4資産均等とは、国内株式、国内債券、先進国株式、新興国株式の4つの資産クラスを25%ずつ均等に分散投資するインデックスファンドです。
このファンドの特徴は、業界最低水準の信託報酬率(年率0.09%)と、分配金の再投資が可能なことです。信託報酬率が低いということは、運用コストが低く抑えられるということで、長期的な運用成果にプラスに働きます。
また、分配金の再投資ができるということは、複利効果を享受できるということで、やはり長期的な運用成果にプラスに働きます。
eMaxis 新興国株式インデックスとは、MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスに連動するように運用するインデックスファンドです。
このファンドの特徴は、新興国株式市場の動向を幅広く捉えることができることです。
MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスは、中国、台湾、韓国などのアジア地域だけでなく、ブラジル、ロシアなどの南米・東欧地域も含む約1400銘柄から構成されています。
新興国株式市場は、先進国株式市場よりも高いリターンを期待できる反面、高いリスクも伴います。しかし、多様な地域や業種に分散投資することで、リスクを低減することができます。
この2つを組み合わせて投資することで、真の分散投資が出来ると私は思います。
5分の1投資法まとめ
- 1.オールカントリーインデックスはアメリカ株の比重が強すぎる
- 2.アメリカ株の比重が強いと為替リスクやボラリティのリスクが高い
- 3.eMaxis Slim4資産均等にeMaxis Slim新興国を合わせることで真の分散投資が出来る
eMaxis Slim4資産均等に5分の4、eMaixs Slim新興国に5分の1投資することで、真の分散投資が出来る。
その理由は以下の通りです。 - eMaxis Slim4資産均等は、4つの資産クラスがそれぞれ25%ずつ配分されており、相関が低いことから、市場の変動に対して安定したパフォーマンスを期待できます。
また、コストも低く抑えられています。
eMaixs Slim新興国は、新興国株式に特化したファンドであり、長期的には高い成長率を見込めます。
しかし、新興国株式は先進国株式よりもボラティリティが高く、リスクも大きいです。
このため、eMaxis Slim4資産均等に5分の4、eMaixs Slim新興国に5分の1投資することで、リターンとリスクのバランスを取ることができます。
また、世界中の多様な市場にアクセスすることで、地域やセクターに偏りのない分散投資が出来ます。
この記事は、eMaxis Slim4資産均等とeMaixs Slim新興国という2つのインデックスファンドを組み合わせることで、真の分散投資が出来るという考え方を紹介しています。
しかし、この組み合わせは必ずしも万人に適したものではありません。自分の投資目的やリスク許容度に応じて、最適なポートフォリオを構築することが重要です。
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以上かいごのかえる🐸(@kaigonokaeru)でした。